詩を書いてもらえませんか−−。集団的自衛権行使容認が閣議決定された1日、作家・作詩家のなかにし礼さん(75)に依頼した。携帯電話の向こうから...、力強い言葉が返ってきた。「書きます。何ならすぐにでも」。切迫した思いが伝わってきた。【小国綾子】
数日後、なかにしさんから手渡された詩の題名は「平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう」だった。「僕自身も泣きながら、ですから。日本がこんな国になってしまって悲しくて仕方ない。特定秘密保護法を先につくって、次は集団的自衛権。『戦争だから』と自由に発言できない時代はすぐそこです」という。
終戦後、満州からの引き揚げ途中、何度も命の危険にさらされた。兄は特攻隊の生き残り。近著「天皇と日本国憲法 反戦と抵抗のための文化論」には「日本国憲法は世界に誇る芸術作品」と書いた。
詩は最初、題名も内容も違っていた。題名は「若き友たちへ!」。若者に自己変革を求める内容だった。「今回の閣議決定で一番影響を受けるのは若者たち。だから彼らに向けて書きました。目覚めよ、生まれ変わり、抵抗を始めよう、と。ところが突然、別の言葉がひらめいたんです」。それが「平和の申し子」だ。
「終戦から69年。戦争を知らないどころか平和を満喫して生きてきた若い世代は、まさに平和の申し子です。草食系男子? 国を滅ぼすマッチョな男よりずっといい。心優しき彼らこそ平和を守ることができる。そんな彼らがいてくれることを僕は心強く思います。若者を『戦争を知らない』とか『無関心だ』とか批判するのは間違っている。僕たち戦争体験者は、若い世代とともに闘うための言葉を自ら探さなければいけません」
だから「平和の申し子」という言葉が胸に浮かんだ日、詩から若者への説教めいたメッセージを削り、全面的に書き直した。一つの言葉を得て、詩は生まれ変わったのだ。「戦争したくないと思う自分を後ろめたく感じる若者がいるそうです。違う。戦争なんて無理、と思う自分に胸張っていい。弱くあることは勇気あることなんです」
最後に聞いてみた。短い日数で書くことに不安はなかったのか。後で書き直したくなったりしないか。作家は破顔し、語気を強め言った。「その時は続編を書けばいい」
書き続けるんだ、闘い続けるんだ、と聞こえた。
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平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう
二〇一四年七月一日火曜日
集団的自衛権が閣議決定された
この日 日本の誇るべき
たった一つの宝物
平和憲法は粉砕された
つまり君たち若者もまた
圧殺されたのである
こんな憲法違反にたいして
最高裁はなんの文句も言わない
かくして君たちの日本は
その長い歴史の中の
どんな時代よりも禍々(まがまが)しい
暗黒時代へともどっていく
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回りはじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
しかし君に戦う理由などあるのか
国のため? 大義のため?
そんなもののために
君は銃で人を狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争にむいてないからだ
世界史上類例のない
六十九年間も平和がつづいた
理想の国に生まれたんだもの
平和しか知らないんだ
平和の申し子なんだ
平和こそが君の故郷であり
生活であり存在理由なんだ
平和ぼけ? なんとでも言わしておけ
戦争なんか真っ平ごめんだ
人殺しどころか喧嘩(けんか)もしたくない
たとえ国家といえども
俺の人生にかまわないでくれ
俺は臆病なんだ
俺は弱虫なんだ
卑怯者(ひきょうもの)? そうかもしれない
しかし俺は平和が好きなんだ
それのどこが悪い?
弱くあることも
勇気のいることなんだぜ
そう言って胸をはれば
なにか清々(すがすが)しい風が吹くじゃないか
怖(おそ)れるものはなにもない
愛する平和の申し子たちよ
この世に生まれ出た時
君は命の歓喜の産声をあげた
君の命よりも大切なものはない
生き抜かなければならない
死んではならない
が 殺してもいけない
だから今こそ!
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!
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■人物略歴
◇なかにし・れい
1938年中国・牡丹江市生まれ。「石狩挽歌」「北酒場」など数々のヒット曲を作詞。小説では98年「兄弟」、99年「長崎ぶらぶら節」(直木賞)、2001年「赤い月」。=矢頭智剛撮影 もっと見る
蘭ちゃんクリスマス5
蘭ちゃんクリスマス
蘭ちゃんクリスマス3
蘭ちゃんクリスマス2
軽音楽部ヴォーカル 矢原さん
コーセ元社長 佐々木ますみ氏
立教クリスマスパーティー
太刀川記念館で立教SS大学クリスマスパーティー。
佐々木真美先輩と池田務さんと、
今日のゲスト・立教軽音楽部の矢原、鈴木、岸さんと
「セントポールの隣」で軽食。
突然、坪野谷先生から電話があり、一瞬合流後、
消える。風紀委員会のチェック?
その後、「ノア」カラオケへ。
佐々木真美先輩と池田務さんと、
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Donovan prof.
donovann2
donovan class
Donovan クラス
Donovan 先生のクラスの実質最終回。
<今日のニューストピック>
池田さん:クリスマス会の場所選び。
松岡さん:行徳の探訪、丸山応挙の幽霊の掛け軸や宮本武蔵
の書
宮下さん:茅葺屋根などの川崎市のテーマパークの話題
辻野:来日したアメリカ大統領オバマのサントリーホールでの
東アジアへの演説の賞賛と、天皇の前での深いお辞儀
が米国での一部のタブロイド紙の批判について
市村恭子さん:事業仕訳での蓮ほう議員のシビアーさを
先生はどう思うか?
などなど。
アマゾン流域の鉱山開発による森林激減の問題、
水銀(クイック・シルバー)の人体や胎児への有害性など語る。
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上野原途上
上野原西原の秋深し
白井さんと上野原西原
昨日北山ゼミの宇田川さんの話をセントポール会館で伺った。
西山千明先生の講義の後、美術の菊池さんの授業をさぼっても
話があるとのことでセントポール会館に行く。
立教の坪野谷先生と美大の山中さんと桜井さんの天敵の岡崎さんがいらっしゃった。
宇田川さんと別れる折に、ごあいさつすると、
坪野谷先輩が「おう!ちょっともう一軒行こう!!」と
横山投手の店「立山」に行く。
明日は白井さんの「上野原西原」の若者のミーティング」
ですが・・・。
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上野原ラリー発表会
上野原白井さん
結婚記念日30rth
椎橋さんらとイタリアン
西山千明教授渾身の授業
鍼灸院11月16日(月)
市が尾鍼灸院に行く。
江口さんから、針の小松先生が今週の木曜日が最終日と
聞く。豪徳寺に新しい院のオープンだそうだ。
駐車違反の反則金を郵便局へ払いに行く途中、駐車場で
マンションの西前さんと会話。西前さんも最近やられたそうだ。
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あざみ野
11月12日山崎先輩と一献。